SINCE 1892
感謝箱献金は、
日本聖公会婦人会が呼びかける
日々の感謝の祈りの献金です。
感謝箱献金は募金ではありません。
日々の感謝と喜びの献げものを持ち寄って
神さまの宣教の業に参与させていただける
「神さまからの贈り物」です。
感謝箱献金はいつも私たちのすぐそばにあって、
感謝する・祈る・献げるという
最も大切な信仰の基本を
日々、思い起こさせてくれることでしょう。
「感謝箱」をお届けします。
→感謝箱献金事務局までご連絡ください。
まず、「感謝箱」をそばに置いてください。
そしてうれしいとき、神さまに感謝したいときに祈りと献金をささげましょう。
感謝箱献金 Q.and A.
Q1.感謝箱献金ってなに?
日本聖公会婦人会が呼びかける〜日々の感謝の献金です。 募金ではありません。
Q2..いつ始まったの?
1892年(明治25)11月、数名の女性信徒によって祈りと献金で伝道を助ける「メリーの友の会」が始まりました。 翌年、米国聖公会のマキム主教夫人、ミス・ラベル宣教師によって伝えられた一致感謝献金(UTO)運動の影響を受けて日本各地へと広がりました。その後、感謝箱献金と名前を変え、今に至っています。
Q3.婦人会と感謝箱献金のつながりは?
一致感謝箱献金(感謝箱献金)の活動に参加することで、北関東や京都地方部で「婦人補助会」の核作りが始まりました。 1908年に各地方部の代表を集めて大阪の川口基督教会で初の婦人大会を開きました。この呼びかけの母体が『日本聖公会婦人補助会中央本部』となり、婦人会が始まりました。
Q4.「感謝箱」って何?
献金を入れる箱です。戦前に用いられていた三角箱が有名です。「うれしいときには感謝箱」の標語の入ったパンフレットが残されています。紙を貼り直しては何度も使ったようです。
戦後から現在に至るまで様々な献金箱が用いられました。聖句や祈りの書かれているものなどデザインもその年代を表しています。現在の箱は2007年の感謝箱献金事務局の開設時に作られました。
△感謝箱の写真はこのページの一番下をご覧ください。
Q5.集められた献金はどのように使われてきたの?
戦前は日清・日露戦争で得た新領土・台湾への伝道活動を進めるために用いられました。教会の建物資金や教役者の支援、特に婦人伝道師を派遣するなど、大きな力を発揮しました。
戦後、婦人会が再結成されるとすぐに感謝箱献金は、教会の復興を支え、教役者の支援をしました。
退職後の婦人伝道師、や教役者未亡人、婦人信徒の老後の安住のために、老人ホームベタニヤホームを設置することを決め、運営にも使われました。1955年から1975年までの30年間にわたって支え続けました。
1982年、海外の宣教・協働のため、特にアジア・アフリカ地域の宣教・自立のため(開発)に献げると原則を決めました。主なお献げ先には、アジア学院、アジア、アフリカの神学校、バングラデシュへの看護師派遣、韓国の児童養護施設、生野センターなど。
Q6.献金の金額は?
少額でも続けることで、またひとりひとりの献金が多くの人たちの参加によって大きな献げものとなることをわたしたちは経験してきました。 ベタニヤホームの支援以後の総計額は1億円にもなります。
Q7.献金先はどのようにしてきめるの?
下のページの「感謝箱献金の原則」に沿って、総会・会長会で献金の送り先が決められます。
Q8.婦人会員でなくても参加できるの?
はい、感謝箱献金の趣旨に同意される方なら歓迎します。各教会の婦人会・女性の会へ言ってください。もし婦人会の無い教会は各教区の婦人会・女性の会へ。または日本聖公会婦人会までお知らせください。
Q9.いつ、だれに渡せばいいの?
集めるときは声をかけます。箱は繰り返し使えますので、袋に移して婦人会員までお渡しください。
Q10.支援先の情報は?
感謝箱献金事務局ニュースレター「ガリラヤのほとり」を婦人会、教会宛に発送しています。日本聖公会婦人会ホームページでもお伝えしています。事務局まで問い合わせもできます。
感謝箱献金の祈り
神さま
今日もみ恵みの中で生かされていることを感謝いたします。
イエスさまはいつも、悲しんでいる人、苦しんでいる人と共に歩まれました。
私たちにもそのイエスさまの歩みに倣(なら)う心をお与えください。
私たちのこの献げものが、最も助けを必要としている人々のために
用いられますように。
また、この人々との交わりを通して共に生きるものとならせてください。
主イエス・キリストのみ名によって アーメン
(2006年6月日本聖公会婦人会第21(定期)総会後第2回常議員会にて制定)
● 感謝箱献金献金の原則
日本聖公会婦人会に送金される感謝箱献金の原則を次のように定める。
1.日本聖公会婦人会に送金された感謝箱献金は、社会のしくみの中で生命や存在を危う
くされている国内外の人々、とくに女性や子どもたちの自立をめざすための働きに献
げる。
2.献金を送るだけでなく、お献げ先の人たちと、互いの顔が見える関係を築いていく。
3.緊急の援助が生じたときは、原則によらず、1件につき50万円を限度として、役員会と
感謝箱献金事務局(コア)とで協議、決定し支出できる。
4.各教区からの日本聖公会婦人会への送金は感謝箱献金総額の2分の1以上とする。
(2006年6月 日本聖公会婦人会第21(定期)総会後第2回常議員会にて決議。(決議第3号)
● 感謝箱献金献金のあゆみ
当初、「一致献金」と呼ばれた「感謝箱献金」が日本聖公会に伝えられたのは、1893年(明治
26年)のことです。
日常の生活の中でささやかなことから大きなことまで、さまざまな喜び、また節約したもの
を献金として感謝の祈りをこめて箱の中に入れました。
全国から集められた献金は、一人ひとりではできない大きな献げものとなって、戦前の海外
伝道の援助、戦後30年間 はベタニヤホームを支え、その後は主にアジア・アフリカの国々
の自立につながる伝道計画を支援してきました。
そして今後は、感謝箱献金の原則に則って、大切な献げものがより必要とされているところ
に用いられるように感謝箱献金事務局(コア)が開設されました。
三角箱から始まった感謝箱献金の箱
それぞれの時代の
感謝箱
「うれしい時には感謝箱」
戦前の三角箱
婦人補助会時代(白い和紙製)
1950年頃作成
白地にあずき色で「汝等キリスト・イエスの心を心とせよ」の聖句
正確な年代は不明
1960年頃作成
「主よ、全国」一致、祈りと奉仕とをもってみ前に献ぐるこの感謝の供え物を受けたまえ。父と子と聖霊のみなみ名によって アーメン」
1982年作成
「天の父よ、この小さな感謝のささげものを受け、多くの人の感謝とともにみ前に至らせ、主のご用のために祝したまわんことをみ子イエス・キリストによりてこいねがいたてまつる アーメン
現在の感謝箱感謝箱献金事務局(コア)の開設に伴い、
新しく作られた.
感謝箱献金の箱。空は世界をつなぐ空、虹は希望の架け橋をイメージしてデザインされた。2007年作成