「NGO/NPO/市民運動」に
たずさわるということ


 今、大規模な社会再編に伴って、NGO/NPOへの期待が高まり、NGO/NPO/市民運動にたずさわることをめぐり、様々な考えが錯綜しています。そこでこの講座では、そういった活動においてこれまで培われてきた考え方や活動スタイル、また、行政あるいは警察との関係等について学び、こうした活動にたずさわることについて、生活/生き方そのものの事柄として、あらためて考えてみます。


第1回 11月5日(土)13:30-17:00

世界とどう向き合うか
〜社会の構造とわたし〜

池住 義憲
 国際民衆保健協議会<IPHC>日本連絡事務所代表

 経済のグローバル化、戦争から、貧困、保健医療、食の問題・・・これらは私たちとどのように関係しているのでしょうか?「構造的暴力」、「被害/加害の二重性」などをふまえて、社会に向き合うことと私たち の生き方とのつながりについて学びます。あわせて、NGO/市民活動/社会運動にたずさわるとは何かについて考えます。


第2回 11月20日(日)13:30-16:30

どうする、行政との関係
〜特集:情報公開利用術〜

内田 隆
 全国市民オンブズマン連絡会議事務局
 元インターネットばんぱっくん代表

 様々な活動において、行政との関係をどうするかは重要なポイント。社会保障等の実働部分のNGOへの外部化が急激に増えている今、行政とは何か、行政との関係をどうしたらいいのかについて改めて考えます。ことに、情報公開の方法について詳しく紹介します。


第3回 12月3日(土)13:30-16:30

自由と警察
こんな時どうする

渥美 裕資
 さくら法律事務所、愛知県弁護士会 弁護士

  戦争反対を訴えたチラシをポスティングして逮捕、靖国神社前の路上で軍国化を批判して逮捕など、自衛隊イラク派兵以降、警察による露骨な弾圧が横行しています。
 この講座では、そもそも警察とは何か、自由に暮らしたり主張したりすることと警察権力との関係、また具体的に、職務質問にあったり、場合によっては逮捕されたりした時に、どう対応したらいいか等を学びます。


第4回 12月18日(日)13:30-16:30

NGO/市民運動/社会運動のあり方
〜愛知での長年の経験に学ぶ〜

糸土 広
 緑の共生社会研究所共同代表

 これまで運動は、どんな発想で、どこに向かって、どのようなスタイルで、歩んできたのでしょうか。運動の自律性、活動の連携、持続性と高揚性、助成金や委託事業へのスタンス、専従職員を置くという問題、個人と組織との関係、選挙や政党、 企業との関係、研究活動など。主として愛知での長年の活動の経験をその背景とともに学び、これからのあり方について考えます。


受講料●7,800円(学生6,800円
    (部分参加の場合、1回につき2,300円)
定 員●30名

会 場●なごやボランティアNPOセンター(地下鉄伏見駅徒歩8分)
      ( 中区栄1-23-13 伏見ライフプラザ12階、 052-222-5781)