イラクに自衛隊が派兵されたりとかの現実にならされ、
現実からかけ離れた主張を続けるのに戸惑ったり、
ズルズルとまずい方向にいっている気がするが、
案外自分も危機感がなかったりして、
もどかしく思っている人にオススメの講座、それが・・・
戦時化する日常
始まっちゃった米国のイラク攻撃。自衛隊イラク派兵。並行して福祉の削減、憲法9条改正論、二大保守政党の台頭。同時に、秩序に反する動きを予防/管理/監視/排除する対策、監視カメラ、住基ネット、など。今、いったい何が起こっているのか、私たちの暮らしや生き方はどう変わってしまうのか。
現代的監視システム、政治からの離脱や囲い込みといった日本社会の特殊性もふまえつつ、脱総力戦時代の新しい戦時体制について学び、私たちがこの事態にどういう態度でのぞんだらいいか考えます。
<協働開催:オリーヴの樹(olive tree group)(名古屋YWCA活動グループ)>
第1回 6/6(日)13:30-16:30
『1984』『マイノリティリポート』『マトリックス』
〜監視社会入門〜
吉村 英二
監視社会に反対するネットワーク
日本消費者連盟
監視カメラ、Nシステム、有事法制、盗聴法、生活安全条例など、セキュリティを高める装置が急増中。今、管理は映画『1984』から『マイノリティリポート』、『マトリックス』へ。
この回では、ドキュメンタリー『ディストピア!JAPAN』を見て、その監督でもある吉村英二さんから監視社会を高める様々な仕組みを学び、その影響を考えます。
第2回 6/20(日)13:30-16:30
封じ込められた抵抗
〜いじめ、社会運動、メディア、グローバル化〜
中西新太郎
横浜市立大学教員
『子どもたちのサブカルチャー大研究』著者
『戦争論妄想論』共著者
グローバル経済活動の自由化を促進するための国内政策は、下層を中心に過酷な状況を生みだしています。他国では抵抗も広がっていますが、日本では、抵抗が脱社会志向に結びつき、むしろ監視・排除のまなざしとして現れています。なぜそうなってしまうのか、日本特有の歴史的状況(反対派を矮小化するメディア、いじめ、社会運動への揶揄、企業秩序など)をふまえて学びます。
第3回 7/3(土)13:30-16:30
戦時化する日常をどう生きるか
酒井 隆史
大阪女子大学専任講師
都市社会学、音楽文化論、社会思想史
『自由論』著者
アントニオ・ネグリ/マイケル・ハート 『<帝国>』共訳者
経済のグローバル化が促進され、福祉を削り、監視や排除が強化される中で顕在化する<戦時的日常>。それに対抗する、<反戦=反グローバリゼーションの新しい社会運動>も、世界的に盛り上がりを見せつつあります。今、世界に何が起きているかを学び、この戦時における生き方、働き方、新しい社会運動について考えます。
受講料●5,800円またはマ〜ル(学生4,800円またはマ〜ル)
→580マ〜ル キャッシュバック
(部分参加の場合、1回につき2,300円)
定 員●30名
会 場●名古屋YWCA(栄駅徒歩3分)
( 中区新栄町2-3 052-961-7707)