暑い中、今年もサマープログラムが行われ、いつものレッスンより長い時間たくさんのお友だちや先生と一緒にすごしました。
プログラム前半は4クラスに分かれ、それぞれの進度に合わせて今までの復習を中心に工作やゲーム、プリントワークなどをとおして時に楽しく、時に真剣に学びました。3日目には翌日のクラスの予習として、ネパールに親しむため、自分たちの手で形作ったナンとネパールカレーを味わいました。初めての味と香りに恐る恐る口にする子もいましたが、食べてみると「おいしい、おいしい!」の大合唱。一口ずつ、異国の味を堪能しました。

そして特別プログラムの日には、当教室の金曜日クラス担当、ネパール出身のシュリスティ・シュレスタ先生から、ネパールについて紹介してもらいました。いつもとは違い、真っ赤なサリーをまとったシュリスティ先生に、思わず感嘆の声が出てしまう女の子もいました。
最初、シュリスティ先生がネパール語で自己紹介。今まで聞いたことのないような言葉にみんな目を丸くしていました。その後、こんどは英語で自己紹介すると、子どもたちの顔には「これなら分かる」という、ほっとしたような表情が見られました。ご存知(!?)、手を合わせて「ナマステ」の挨拶を教えてもらい、お友達と挨拶をし合ったり、スライドでネパールの衣装やお祭りの様子、美しい景色などを見せてもらいました。どれも日本とは違っていて、子どもたちは興味津々で聞いていました。幼稚園クラスと小学校低学年クラスでは、ネパールの子どもたちがよくする遊びとして、日本でもおなじみの“ハンカチ落し”と“イス取りゲーム”を紹介してもらいました。高学年クラスではゴッティという石ころを使う遊びも教えてもらいました(レッスンでは石の代わりにさいころを使いました)。遊びの楽しさは万国共通、どのゲームもみんな夢中になって楽しみました。

そして最後にシュリスティ先生からプレゼント。ネパール語で名前の書かれたカードが一人ひとりに手渡されました。珍しい文字で書かれた自分の名前に驚きながらも、カードを大事そうに、また興味深げに見つめる姿が印象的でした。(お休みした方には9月のクラスでお渡ししますね。)

当英会話クラスでは毎年、このサマープログラムで様々な国のゲストと交流することを大切にしています。子どもたちが異なった習慣や文化、言葉に触れ、世界が多様であること、また、世界には様々な英語を話す人々がいるということを知り、ゲストの人柄に触れることで様々な国の人と知り合う喜びを感じてほしいと願っています。そして、英語という道具を使って、相手に自分のことを伝えよう、相手のことを知ろうという気持ち・姿勢が大切であるということを、今後もいろいろなプログラムを通して、子どもたちに伝えていきたいと思っています。